関大ボランティア学生スタッフさんたちにインタビューしてみて、私と同じ学生視点で吹田くわいについての理解は深まりましたが、吹田くわいに関わる大人の視点からのお話も聞きたいなと思ってきました!
そしてさらに、「じゃあ吹田市ってどのような活動をしているのだろう?」と…!!
そこで今回は、吹田市役所の吹田くわいに関わる職員さん5名にインタビュー。
市職員としての吹田くわいとの向き合い方や、想いを聞いてみました!

今回お話を伺ったのは、吹田市シティープロモーション推進室の山下さん、岸場さん、渡邊さん、地域経済振興室の木下さん、松村さん。
たくさんのお話を聞かせていただき、インタビューというより座談会のような形に!!
―まずは私の素朴な疑問から始まりました…!笑
私 吹田市職員の皆さんは「吹田くわい」を普段から食べられますか?
渡邊さん 僕は全然食べる機会ないですね。たまに職場で…!それこそ前、農業の方にいただいたりとか、ちょうど昨日、千里金蘭大学でくわいの料理教室があって、そこでいろんなくわいを使った料理とかは食べさしてもらったり。3回目とかですね。
―すると、渡邊さんが料理教室で作ったお料理の写真を見せてくださり、そこには数々のおかずが…!
私 それぞれの料理って…?
渡邊さん くわいの素揚げ、くわいのカレーとお雑煮。カップケーキです(^^)
山下さん 蒸しパンやでそれ!笑 焼いてへんから!!
岸場さん 言い方が上品やね笑
―山下さんから即ツッコミが入り、みんなで大笑い!笑 皆さんの関係性の良さが最初から
とっても伝わってきて、緊張していた私も少し緊張がほどけました。✧˖°
松村さん 今年から農業担当になったんですけど、実は、前の部署とかでは全く見たこともないし、すいたんしか見たことがなかったんです。初めて実物を見て、初めて食事も、担当になってさせてもらったっていうレベルです。ほんとにスーパーとかでも売ってるの見たことがなかったんで。なかなか手に入るものではないのかなと思ってます…!
―私の勝手なイメージでは、吹田市の職員さんなら食べてるのが当たりまえみたいなのかと思っていたので皆さんの回答にびっくりでした…!
私 では、初めて食べたのっていつでしたか?
松村さん 今月!!!笑
山下さん 私入庁をした年やから、十何年前くらい、その年の冬に。今はもうなくなってしまったんですけど、役所の裏にある居酒屋さん、おばちゃん一人でやってたところで、職員やったら食べなあかんで!って出されたのが初めて。素揚げやったかな。だけど、そっから先ずっと何もなく。ここにきてからまた。
私 へぇ!!じゃあ吹田市役所で働くから食べときやっていうので食べたんですね!笑
山下さん って食べたけどその翌年には
忘れてるっていう笑
木下さん 旬が12月っていう限られた時期だから、食べる人でも機会が少ない…一年通しても。

山下さん (岸場さんを見て) 今作ってるからね!
渡邊さん 滋賀にお住まいなんですけど…
岸場さん 10年前にシティープロモーションに縁があって、入らしてもらって、吹田くわいっていうのがあるってのを聞いて知って。それからいろいろ近づいて行って、今では滋賀県の家で吹田くわいをつくってる。その時からだから毎年、10年前からは食べてますね。必ずお雑煮にいれて!
渡邊さん 岸場さんのご家族も…?
岸場さん もちろん食べてます!でも滋賀県では全く、吹田くわいは知られてない。
まったく!くわいはわかるんやけど「吹田くわい」って言ってもまったく通用しないです。
―お家で作られてるってすごいなぁ。と思った私。もう少し聞きたくなり…!
私 苗みたいなのをもらったってことですか…?
岸場さん 芋ですね!江坂にある平野ファームの平野さんが作ってらっしゃるので、そこから芋をもらって、それを翌年の春に植えたっていう感じ。はじめに食べたのは、植える前に平野さんにいただいたもので、だから10年前から毎年たべてますね。
―なるほど!職員さんたちと吹田くわいの関わりがなんとなくわかったところで…!
私 吹田くわいに関わるようになった前後での印象の違いってあったりしますか?
松村さん 僕はそれこそ、このキャラクター(すいたん)というイメージしかなくて…。
実物はどんな大きさで、どんな味で、どんな色でとかもわからなかったので、無知の状態、正直興味があんまりなかったっていうのが正直なところです。
でも関わるようになって、めちゃくちゃ育てるのが大変な農作物なんだなって知って、作ってくださってる農家さんのことをリスペクトするようになりました!!!笑
―皆さん、それな!って感じで大爆笑が起きました^^

渡邊さん 今年(2025年)の2月からシティープロモーション推進室に来たんですけど、それまで全く知らんくて。もちろんすいたんのモチーフっていうのはわかってたんですけど、シティプロに来るまでは、もうなんか『幻の野菜』みたいな。
こっちきて、残そうとする職員の姿もそうですし、農家さんの思いとかも知って、それでだいぶ印象は、僕も吹田くわいを残せるような取り組みに貢献したいなというように変わりましたね。
山下さん 多分大半の人は吹田くわいを知らない。で、仕事で関わるようになって貴重さが分かるっていう感じかな。
―やっぱり直接関わると貴重さとか、育てる大変さとかを身に染みて感じるのだろうなと思うことができました。印象の違いだけでなく、特に思い出深いエピソードとかあるのかなと気になり…!
私 実際にくわいに関わることになってから印象に残ってるエピソードや心が動いた瞬間
ありますか?
山下さん このちっちゃい、農作物に対して、いろんな残していきたい!って人がいるし、地域貢献のためにそれを使って何とかしていきたい!って人とか、いろんな人がいろんな角度から、関わってくれてるのを見ると、なんかちゃんと、行政としても何かしらの手立てで、残していくっていうのであったりとか、残せないんだったら残せないなりの何かっていうのを考えていかないとダメなんやろうなっていうのをすごく感じますね。
たくさんの人が関わってるっていうのが心が動かされるっていうか。
―山下さんの言葉の中の「残せない」という言葉が気になり…。
私 残せないなりの何かって…??
山下さん 残せない可能性も0ではないよね。うーん、さっきも言った通り、手入れもすごく大変、高齢化、ってなったときに農家さんがいなくなったら、家庭栽培だけのもので残っていくかっていうと、多分どこかでなくなっちゃう。だから、一時的には農家さんを絶やさないっていうのがすごく大事なんですけど、ほんとにできるどうかっていうのは今の現実だとちょっとわからないんですね。
だから残していくことを考えないといけないんだけども、もしそうじゃなかった場合、最悪のシナリオを描きながら行かないといけないんじゃないかなってのは思うかな。
―そっか、確かに様々な方向を考えておかないといけないよな…。っとちょっとしんみり。
加えて山下さんから、「吹田くわい」を媒介した関大生との関わりで印象に残っているお話も伺いました。
山下さん 関大の池内ゼミとの関わり。もともと関わり始めたのって、すいたんを使ったシティープロモーショングッズを作ってくださいっていうやつで。
その当時の子たちは、ものすごく吹田のこと、吹田くわいのこと勉強して、その中で自分たちで農家さんのところ行ってインタビューして、よく考えてくれて。芽が出るっていうところからいろんな案考えて、結局その中から前髪クリップをしようって。販売のときも単に売るんじゃなくて吹田くわいのことをもっと知ってもらうために工夫して。その後、2年目は食べるものにしたいってなって続いていったんですね。2年目は飴を。
大変な思いをして開発した子たちの後輩たちが売ってるんだけど、先輩の思いをあんまりわかってなくて。そんな子たちがこの前、収穫体験に行ったときに「あ!お宝発見ってこうゆうことかあ!」って言いながらやってたんよね。そこで『思いが繋がる瞬間』を見た気がして…!
印象に残ってるってゆうと、最初の子たちがほんとに必死になって取り組んでくれたことが本当にうれしかったし、大変な思いをして作った飴が結局最終的には思いが繋がっていったのを見れたのが嬉しいなあって思いますね。
―関大生と吹田くわいの関わりについて知ることができたところで…!(^^♪
お話が盛り上がり、気づけばあっという間の座談会に!
今回は前編として、ここまでです!
次回、吹田市役所職員さんへのインタビュー後編をお届けします。
お楽しみに…!
